08/08/2026
【ぎっくり腰に湿布を貼ったまま寝ていませんか?】
ぎっくり腰になったとき、
「とりあえず湿布を貼って寝よう」
「痛いから一晩中貼っておこう」
という方は多いと思います。
しかし当院では、翌朝来院されたときに湿布を貼っていた部分が赤くかぶれているケースをよく見かけます。
湿布は痛みを和らげるための選択肢のひとつですが、貼っている時間が長かったり、汗をかいた状態で使用したりすると、皮膚が赤くなったり、かゆみやヒリヒリ感が出たりすることがあります。
そして問題なのが、皮膚に炎症や傷があると、予定していた施術が行えない場合があることです。
湿布だけで「ぎっくり腰そのもの」が治るわけではありません
湿布には主に、痛みを軽減する目的があります。
「貼っていると安心する」という心理的な安心感もあるでしょう。
ただし、痛みが軽くなったことと、腰の状態が十分に回復したことは同じではありません。
ぎっくり腰では、筋肉や筋膜、関節など腰周辺の組織に負担が加わり、身体が痛みを避けるために動きを変えていることがあります。
そのため当院では、
* 痛みへの対応 → 必要に応じて湿布なども利用
* 痛めた部位への施術 → 状態を確認しながら微弱電流などを使用
* 動きの偏りや可動域への対応 → 整体・手技などで調整
* 再発予防 → エクササイズで身体の使い方や筋力を改善
というように、目的を分けて考えています。
特に微弱電流は非常に弱い電流を利用する施術で、当院では急性期の痛みや組織損傷が疑われるケースなどに、状態を確認したうえで使用しています。
ところが、電極を当てたい場所が湿布でかぶれてしまっていると、皮膚の状態を優先して微弱電流を使用できないことがあります。
結果として、本来予定していた施術ができず、別の方法で対応しなければならない場合があります。
「湿布を貼って寝れば大丈夫」ではなく、まず状態を確認しましょう
ぎっくり腰は、単純に「炎症があるから痛い」だけとは限りません。
どの動きで痛むのか、どこに負担が集中しているのか、股関節や骨盤周辺がどう動いているのかなどを確認し、痛みを落ち着かせることと、再び普通に動ける身体に戻すことを分けて考えることが大切です。
また、強い痛みがあるからといって、自己判断で湿布を長時間貼り続ける必要があるとは限りません。使用する場合は、製品の用法・用量や注意事項を確認してください。
もし貼ったところに赤み・かゆみ・ヒリヒリ・水ぶくれなどが出た場合は、使用を中止しましょう。
そして、ぎっくり腰になったときは「とりあえず湿布で何日か様子を見る」だけではなく、早めに身体の状態を確認することをおすすめします。
湿布は“痛みへの対処”のひとつ。
その先の回復と再発予防まで考えることが大切です。
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