29/08/2026
中医学の教科書 第41話 気とは
🌿 「気」のおはなし
人の身体には、目には見えないけれど、 ずっと昔からあなたを支えてきた大切な力があります。
それが 「気(き)」 と呼ばれるものです。
気は、いわば“いのちの息づかい”。
朝、そっと身体が起き上がるのも、 ごはんを食べられるのも、 ゆっくり歩けるのも、 全部この気が静かに働いてくれているから。
そんな気には、5つのやさしいお仕事があります。
✨ 気の5つの働き
🌬 ① 推動作用(すいどう)
身体をそっと前へ進める力。
呼吸も、食べ物を消化する力も、
「さあ、動きましょうね」と気が声をかけてくれます。
🔥 ② 温煦作用(おんく)
身体をあたためる力。
手足が冷えすぎないように、
気が小さな火だねを守ってくれています。
🛡 ③ 防御作用(ぼうぎょ)
風邪やウイルスから身を守る力。
気は、見えない番犬のように、
そっと身体を守ってくれています。
🧘♂️ ④ 固摂作用(こせつ)
身体の中の大事なものを留めておく力。
汗が出すぎないように、 血が漏れないように、
気が“ふた”の役目をしてくれます。
🔄 ⑤ 気化作用(きか)
身体の中でいろんなものを変化させる力。
食べたものが力になったり、 水分が汗になったり——
気がゆっくりと整えてくれています。