23/03/2021
皆さん! いかがお過ごしでしょうか?
院長の吉村です。
今回は コロナワクチンの普及でいろいろ難しい言葉がでてきています。
それについて 出来る限りわかりやすく説明しようと思います。
ワクチンにはいくつか種類があります。
まず生ワクチン
病原性を弱めた病原体からできており、これを接種すると、その病気に自然にかかった場合と同じ免疫力がつくことが期待できます。
副作用ですが、だいたい軽症で治るのですが、その病気にかかった症状がでることがあります。
代表的なワクチンとして、MRワクチン(麻疹、風疹)BCGワクチン、おたふくかぜワクチンなどがあります。
次に不活性化ワクチン、組み換えタンパクワクチン
感染力をなくした病原体や病原体を構成するタンパク質からできています。1回接種しただけでは必要な免疫を獲得・維持できないため、一般に複数回接種が必要です。
代表的なワクチンとして、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、肺炎球菌ワクチンなどがあります。
次に今、ホットな話題となっているmRNAワクチンやDNAワクチン、ウイルスベクターワクチンです。
ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を投与します。その遺伝情報をもとに、体内でウイルスのたんぱく質を作り、そのタンパク質に対する抗体をつくることによって免疫力をつけます。
そもそもDNAとかRNAとは何?って感じかもしれませんが・・・DNAとは我々人間含め、あらゆる生命の構造を作り出す、遺伝情報をもつ物質です。RNA、特にmRNAはメッセンジャー(伝令)RNAと言ってDNAの遺伝情報を受け取り、その情報を細胞内のタンパク質を合成するところ(リボソーム)に伝える役目です。
では、このmRNAワクチンを接種してから、身体の中でどう作用するのでしょうか? ウイルスの表面は突起があります。突起とは・・?ウニで例えるのなら、そのトゲのことです。ワクチンにはその突起を作成する情報をもったmRNAが脂質に包まれて入っています。 これを体内に注射するとmRNAが脂質に守られながら細胞内に入ります。 mRNAの情報をもとに細胞内でウイルスの突起が作られます。
その突起を体が感知してウイルスに対する抗体を作ったり、T細胞という免疫をつかさどる細胞に情報を伝達してウイルスを攻撃するようになります。
このmRNAワクチンを採用している会社はファイザー、モデルナです。
アストラゼネカはウイルスベクターワクチンを採用しています。
ウイルスベクターは人体に影響のないウイルスのDNAに突起を作成する情報をもったDNAを組み入れて、それを接種することによって感染させます。 感染することにより、突起を作成する情報をもったDNAからmRNAが転写され、そのmRNAの情報をもとに細胞内でウイルスの突起が作られます。
つまり使っている物は違いますが、考え方は同じなのです。
接種回数は3剤ともに2回で、筋肉注射です。
2月の英国のデーターですが、有効性はファイザーが95%、モデルナが94%、アストラゼネカが70%です。
有効性とは 例えば95%なら 接種していない人と比べて発症するリスクが95%減るということです。
気になるアナフィラキシーは100万回接種してファイザーは4.7回、モデルナは2.5回、アストラゼネカは8.7回です。ちなみにインフルエンザワクチンは1.3回です。やや多いように感じると思いますが、基本的に問題ない数字と考えます。
いろいろな情報が飛び交って 不安だと思います。
ただ 個人的な見解として、ワクチンは接種して少しでも多くの免疫力をつけといたほうがよいと考えます。
ただ勘違いしてはいけないことは ワクチン接種したら、絶対 コロナにかからないか?と言えば、それは嘘になります。
インフルエンザワクチン接種してもインフルエンザにかかるみたいなものです。
軽症ですます! という感じでとらえてください。
長文で 読みにくいことはお許しくださいませ。
出来る限りわかりやすく書いたつもりです。
それでは 皆さん 頑張っていきましょう!
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