07/09/2026
夏の疲れと秋雨が続く季節の変わり目は
脾が弱ると「体」だけでなく「心」も疲れやすい。
中医学でいう「脾」は、単なる脾臓ではなく、食べた物を消化吸収し、気・血をつくって全身を養う働きを含む概念です。
脾の働きが低下すると、十分な「気」をつくれなくなります。
脾が弱る
↓
気・血を十分につくれない
↓
気虚・血虚になりやすい
↓
体も頭も十分に元気になれない
このため、朝になってもエンジンがかからず、
「体がだるい」
「眠い」「布団から出たくない」
「何もしたくない」「やる気が出ない」
という状態が現れやすくなります。
「脾」と「考えすぎ」は深い関係があります
五行では、脾に関係する感情は「思」です。
「思」とは、
適度に考えることだけでなく、
偏ると考えすぎる・くよくよする・同じことを何度も考えるといった状態を表します。
そして重要なのが、
脾が弱る → くよくよ考えやすくなる
だけではなく、
考えすぎる → さらに脾を傷める
という悪循環として捉えることです。
たとえば夜、布団に入ってから、
「今日のあれは大丈夫だったかな…」
「明日はどうしよう…」
「こんなことを言わなければよかった…」
と、
頭の中で同じことを何度も繰り返してしまうイメージです。
「朝はだるいのに、夜になると眠れない」
一見すると矛盾しているようですが、
漢方ではつながりがあります。
脾が弱る
↓
気・血が不足する
↓
【朝】気が足りない
→ だるい・眠い・起きられない
→ やる気が出ない
↓
【日中】疲れやすく、くよくよ考える
↓
【夜】頭だけが休まらない
→ あれこれ考える
→ 心神が落ち着かない
→ 疲れているのに眠れない
という流れです。
特に脾の弱りから血が不足し、
「心」を十分に養えない状態(心脾両虚など)になり、寝つきが悪い、眠りが浅い、夢が多い、途中で目が覚める、動悸、不安感などを伴うことがあります。
「この悪循環に注意」
夏の疲れ + 秋雨・湿気 + 気温低下
↓
脾胃が疲れる
↓
気・血を十分につくれない
↓
朝:だるい・眠い・起きられない
↓
昼:疲れる・やる気が出ない・くよくよする
↓
夜:あれこれ考えて頭が休まらない
↓
眠れない・眠りが浅い
↓
睡眠不足で翌朝さらにだるい
↓
また脾が疲れる……
という「朝のだるさと夜の不眠」のループになってしまいます。
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