09/08/2026
【8月お寺ヨガのおさらい】期待が生みだしてしまう苦しみを、克服するには。
「仏教には、生きること自体をはじめとした八つの苦しみがあるとされていて、それをまとめたのが『四苦八苦』です」という言葉からスタートしました。
生老病死という四つの苦しみに加え、愛別離苦(誰とでもいつか別れが来る)、怨憎会苦(苦手な相手に出会ってしまう)、求不得苦(求めても手に入らない苦しみ)、五蘊盛苦(身体の働きそのものからくる苦しみ、神経症的傾向など理性ではコントロールしにくい体質由来のものですね)。これらを合わせて八苦と呼びます。
なかでも今日フォーカスされたのは「求不得苦」。これを生み出すのが、過度の期待であり、それは煩悩とも言えるんだそうです。
期待の厄介なところは、一見ポジティブな印象の言葉だというところです。でも、思い通りにいかなかったとき、その期待は不満や苛立ちに変わってしまいます。信頼して任せたつもりが、結果が出ないとがっかりしてしまう。相手のためと思っていた要望が、冷静に見たら押し付けでしかないこともあります。
自己中心的なマインドのことを、仏教では「煩悩」と呼びます。これを無くそうという教えではなくて、大きくなりすぎないように気をつけましょうということなんだそうです。相手にかけるべきは、押し付けではなく、「ねぎらい」であるべきです。
そして、禅とは、自分自身を見つめること。結果が出てはじめて、知らず知らずのうちに期待していたことに気づくこともあります。押し付けようと思って期待する人は誰もいませんから、冷静に自分を省みることが、気づくことにつながります。
⋯という住職のお話だったので、その後は関連するヨガの話へ。
期待には、他者だけでなく自分自身に対するものも含まれます。
ストレッチなど身体開発に取り組んでいると、「なぜうまくいかないんだろう」と自己肯定感が下がったり、自分の身体を卑下して見てしまうことがあります。
でも、そんなときこそ労うことが大切です。自分の身体も自分の一部。心を柔らかくすると、身体も柔らかくなっていきます。今日は自分の頑張りに気づき、労う時間にしてほしい。そして、心と身体のつながりに気づいていただけたら嬉しい、という話をさせていただきました。
お寺という非日常の空間で、自分と向き合う特別な時間。ご参加いただき、ありがとうございました🙇
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