07/07/2026
【研究成果】心臓・血管の病気と「DNAを見張る免疫システム」の意外な関係
本学循環器内科の研究グループの総説論文が、権威ある医学誌 Journal of Clinical Investigation に掲載されました。
心筋梗塞や動脈硬化、心不全といった心血管疾患は、今も世界の死因の第1位。その背景には「炎症」が関わっていることが分かってきています。
今回注目したのは cGAS/STING経路 と呼ばれる仕組み。これはもともと、ウイルスなどの“外敵のDNA”を見張るための免疫センサーですが、実は傷ついた自分の細胞から漏れ出た「自己DNA」にも反応し、心臓や血管で慢性的な炎症を引き起こしてしまうことが明らかになってきました。
本論文では、動脈硬化・高血圧・大動脈瘤・心筋梗塞・心筋症・不整脈(心房細動)など、幅広い心血管疾患におけるこの経路の役割を最新知見とともに整理。さらに、この経路を標的とした新しい治療薬の可能性にも触れています。
本学循環器内科はこの領域の研究で世界をリードしています。
「炎症をどうコントロールするか」という視点は、これからの循環器診療の大きなテーマ。基礎と臨床をつなぐ研究成果として、ぜひご覧ください。
https://doi.org/10.1172/JCI204551
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