29/05/2026
令和8年5月26日(火)開催
【第119回 未来志向・地域医療を考える会】
ExcellenceStageに向けて ~“プラダを着た悪魔”と「2026年度診療報酬改定」より~
今回は、現在公開中の映画“プラダを着た悪魔2”に共感した院長と、本作品の第1作のファンである私とで、6月から施行される診療報酬改定の解説、そしてこれからのクリニックについてお話しさせていただきました。
まず私からは、改定についてのお話。「お金・医療DX・役割分担」の3本柱を軸とした今回の改定では、患者さんを継続的に管理し、責任を持って診療している診療所であることが、これまで以上に重視されています。カルテやレセプトへのデータ記録が強化された背景には、「この診療所には、患者さんを継続的に管理できる実力がある」という“証拠”を示す目的があり、「記録=診療所の管理能力の証明」という考え方が、今後さらに重要になってくるということです。今後も質の高い医療を提供し、適切な評価を受けられる診療所である為に、クリニック全体で取り組んでいけるよう、スタッフの皆さんへ協力をお願いしました。
続いて院長からは、クリニックの「これだけは譲れない美学」について、スタッフ30名に向けて紹介がありました。その名も「Teamさくら 3O(スリー・オー)」です。
① Order(秩序・プロフェッショナリズム) 医療人として、それぞれの持ち場で最高品質を守り抜く姿勢
② Originality(唯一無二の存在)「効率化(スタッフ削減)」では絶対に生み出せない、30人それぞれの個性と専門性。代わりのきかない「個の力」の集結
③ Oasis / Omotenashi(癒やしと円満)地域の人々にとって、そこに行けば安心できる「〇まる(和)」のような場所であること。スタッフが一体となって作る温かい空間
また、映画に登場する編集長ミランダのプロフェッショナリズムになぞらえ、「ミランダプロジェクト」を発足しました。私たちの行動規範2011の第5項には、「自分に期待されていることは何なのかを意識し、その実践に努めます」という言葉があります。一人ひとりが専門性を持ち、クリニックに必要とされる人材であるためには、課題を抽出する力、先見性、言語化する力、そしてアウトプット力が重要になります。能力とは、先天的なセンス(資質)と、後天的に身につける知識や経験によって形成されるもの。そして今は、WEBやAIによって、後天的な部分を大きく補える便利な時代になりました。誰もがリーダーになれるわけではありませんが、多様な便利ツールの力を借りながら努力を重ねることで、「誰もがミランダになれる」という力強いメッセージをいただきました。
映画の中でも、AIや自動化が進む現代において、「この人に任せたい」と思わせるプロフェッショナリズムや美学こそが、最大の資産になる場面が描かれていました。私たちもまた、各々がExcellenceな人材を目指し、日々努力を重ねていかなければと学ぶ機会となりました。
事務 H.I