06/08/2026
鍼灸師の黒山です。
今日(8月7日)は立秋です。
暦の上では秋の始まりですが、まだ残暑が続き、夏の疲れが表れやすい時期でもあります。
ここでは、東洋医学の観点から、秋の養生法をご紹介します。
1. 季節の特性と東洋医学の考え方
秋は五行の「金」に属し、五臓では呼吸器や皮膚を司る「肺」と深く関わる季節です。
乾燥の邪気が強まりやすく、肺が傷つくと空咳、喉の痛み、肌や髪の乾燥、便秘などの不調が起こりやすくなります。これからは、少しずつ「乾燥への備え」を意識することが大切です。
2. 食事の養生法
夏に冷たいものを摂りすぎて弱った胃腸をいたわりながら、秋の乾燥に備える食事を心がけます。
体に潤いを与える白い食材(梨・白きくらげ・豆腐など)や、収れん作用のある酸味の食材(梅・柑橘・酢)が役立ちます。
肺の気を巡らせるために適度な辛味がポイントです。摂りすぎは発汗が増え、かえって体内の水分を消耗して乾燥を助長します。
朝晩の涼しさを感じ始めたら、スープや温野菜など、体を内側から温める料理を増やすと季節の変化に順応しやすくなります。
3. 生活習慣の養生法
夏の「発散」から、秋の「収める・蓄える」生活リズムへと切り替える時期です。
早寝で気を養い、早起きで心身を爽やかに保つことが、秋の落ち着いた気を巡らせる助けになります。十分な睡眠は、夏の疲労回復と免疫力の向上にもつながります。
朝晩は涼しい風が吹き始めます。
就寝時や外出時の衣類に気を配りましょう。
また、軽いウォーキングなどの適度な有酸素運動で気血の巡りを整えると、秋の体調管理に効果的です。
4. メンタル(精神)の養生法
五行で「悲・憂」の感情と結びつく季節です。気持ちが沈みやすくなるため、無理をせず、意識的にリラックスできる時間をつくることが心身の安定につながります。
当院では、この日を境に脈診で状態を診ながら、秋の養生に適した鍼灸のツボへ施術を切り替えてまいります。
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