長野県 東信こどもソーシャルワーク研究会

長野県 東信こどもソーシャルワーク研究会 さまざまな困難を抱えている子どもや親の現実と向き合い自律に寄り添う?

「東信 こどもソーシャルワーク(SW) 研究会」 を立ち上げました。         (2022年6月4日)
~イジメ・不登校・愛着障がい・トラウマ(解離)等を抱えるこどもと親に寄り添い、相談支援します~
① 私たちは何をするのか?

さまざまな困難を抱えている子どもや親の現実と向き合い、安心基地を作り・自律に寄り添う、有償ボランティアです。 (愛着障がい・イジメ・不登校・虐待・トラウマ・・・)
子どもたちに一人の人間として正面から向かい合います。
定期的にケース検討会を開きます。
家族・親族・友人・民生委員・支援者のネットワークを作り、対話します。
主訴が解決し、自律・回復したら相談支援終結(卒業)です。
不登校や引きこもりなどの人には、訪問(アウトリーチ)し、本人や家族などによりそいます。
社会に出るまでの息の長い支援もします。

② この3月までの3年間、御代田町のNPOなからは日本財団から第三の居場所(困難を抱えている子ども)事業の助成を頂きました。

この6月から東信 こどもソーシャルワーク(SW)研究会 として独立し、相談支援の活動を始めます。
御代田町のNPOなからで活動するなかで、第三の居場所(困難を抱えたこどもと親の居場所。pm3-7で受け入れているところが多い)の必要性がリアルに見えてきました。
イジメ・不登校・孤立・自殺願望・精神疾患・発達障がい・トラウマ・ヤングケアラー(親に課題)・・・。
御代田を中心に、小諸・上田の小中高生と向き合い寄り添ってきました。
「御代田町の子育て5か条」の一つが、“いやなことをしない させない 許さない” です。これがクラスや部活で実現されれば、思いやりの心と人から尊重される関係が育っていきます。
この3年間なからは、日本財団からの助成約1800万円を頂き、現地支援チーム会議という連携の枠組みを作っていただき、県・町・社協・民生委員・学校・支援者との連携を進めてきました。
その中でこどもSWに取りくみました。こどもたちからもパワーもたくさん頂きました。大人をしっかりと見ていることを強く感じます。マイルールからソーシャルルールを身に着けて行くには、大人の支えが必要です。
東信 こどもSW研究会を、有償ボランティアという形で立ち上げます。メンバーは5名です。
③ 家族関係や人間関係などで苦しんでいる問題の解決に取り組みます。

困難を抱えた子どもを受けとめてくれるこどもと大人の、温かさを知りました。
受けとめて頂けないと、安心基地がないと、こどもたちは芽を出せません。
この3年間で元気になり、相談終結(卒業)となった人も出てきました。 つないでくれたのは、児童精神科医や病院のSWさんなどの方々です。
これからは直接、親・子どもたちと地域の中でつながっていくことが大切だと思います。
眠れない・不安だというような症状がある場合は医療機関に行くと思いますが、相談支援でさまざまな困難を解決するのがソーシャルワーク(SW)です。 相談援助の基本、バイステックの7原則は有名です。
訪問し、家族・友人のネットワークも立ち上げ、解決と回復に向けて寄り添いながら支援してきました。
見えてきたことは、困難を抱えているこども(大人も)にとって、家庭や学校や幼稚園が安全な場所ではない場合もあるということでした。
そこに必要なのは、愛情や受けとめる力です。 そして虐待や貧困の連鎖を断ち切ることであり、一人一人のこどもと真正面から向き合い、子ども自身(親も)が自律していくことでした。
支援会議が開かれても薬は出るが何のアドバイスももらえなかったという話や、訪問してくれたのは県教育事務所のSSWさんだけだったという話なども、聞こえてきます。

生活保護受給は全国で163万世帯です。コロナ禍で増えています。 貧困の連鎖を断ち切るためには、非正規雇用から正規雇用(仕事おこしも)になること、子どもたちの高校・大学進学率を上げて行くことが必要です。
生保家庭の高校受験への個別学習支援や、就労準備支援&就労技能取得支援などの充実が必要です。
アウトリーチ(訪問)し、親の悩みを聞き、家族として再生する取り組みが必要です。
それには親族・友人や、身近な人々や民生委員さんや社会福祉協議会の支えが必要です。
この3月、長野県は引きこもり支援の基本的な考え方(「本人の意思と選択を前提として、各人の状況に応じた支援・家族を含めてつながり続ける伴走型支援」)をまとめました。
さまざまな困難を抱えた子ども達(大人も)の居場所が必要です。始まったいくつかの取り組みと連携していきます。 土台を作り、自分らしく働ける場を作り、当事者が問題を解決する力をこの地域に育てていくことを目指しています。

暴力や幻聴がある子どももいます。 生育環境を受け止め、保育園からのケアが大切です。
特にトラウマへ(解離)の理解とケアが大切です。虐待によって解離が生じ、成長が止まります。
一人の子どもが 保育園・幼稚園 ⇒ 小学校 ⇒ 中学校 ⇒ 高校 ⇒ 専門学校・大学 を貫いた支援体制が必要です。 また発達障がいの子には大人になっていく長いプロセスの支援が必要です。 その子らしく働ける場も増やしたいです。
グレーゾーンの子がイジメに合うケースもたくさんあります。
児童養護施設などは18才で卒業です。施設の支援が続くことも知っていますが、地域で支えられて生きて行くための支援が必要です。その中で、若者の生活保護も増えています。
長野県は高校生などの若者の自殺が増えています。 高校生の心によりそい、人とつながる関係作りが大切です。

大津市ではいじめによる中学生の自殺を教訓に、10年前 市長部局に 「イジメ・不登校相談支援室」を作りました。 このごろは学校現場のイジメ事例を集約しAIなどで分析し、具体的な支援に取り組み始めています。
佐賀県では、2010年に佐賀県子ども・若者支援地域協議会を立ち上げ、そのハブ機能を NPOスチユーデント・サポート・フエイス(谷口仁志代表)が果たしています。NPOスタッフが学校現場に訪問できるようになっています。
④ 東信こどもSW研究会は次のようなことを目指したいと思います。

・愛情を求めている子どもに愛情を届けたい。 保育園・小学校低学年での支援が、特に大切です。
親が無条件に子どもを愛し、安心基地となるように支援します。
安心基地の中から子どもたちが芽を出せるように支援します。
一人一人に合った学習支援に取り組みます。 勉強についていけない子に、小学校低学年に戻って学び直したり、学習の仕方を身に着けつけることが大切です。
アウトリーチ(訪問)をし、困難な生育環境の問題解決に対応します。
相談に来ることを待つ対応ではなく、必要な若者などにアプローチする対応をします。
成育環境・成育歴の問題を見つめ、親族・友人にも働きかけて、課題解決の直接的な支援を進めたい。
当事者が社会自律するまでの長いプロセスに寄り添います。
生活自律・就労自律・社会自律 まで寄り添う対応をしたい。
貧困と虐待の連鎖を断ち切る社会的活動にも取り組みます。
トラウマ(解離)を抱えている人は多いです。愛着の絆を形成し、他者と結びつき、自己を支配できるように支援します。
またDV加害者などの回復の視点・再発を止める視点も持ちたい。
トラウマ支援者はバーンアウト(燃え尽き)に陥ることがあるので、孤立せず支えあっていきます。
複合的な問題・困難を抱えた人を支援するには、縦割り型ではなくアウトリーチ&ネットワーク活用型
支援が必要です。 開かれた対話を行い、そのネットワークづくりをすすめます。
皆様に寄付をお願いして、ホームページ・フェイスブックを立ち上げ、運営していきます。
相談支援などを有償ボランティアとして行います。
定例会・研修会を開き、スタッフの課題対応能力とチーム支援の向上に取り組みます。

実績を積み上げ、1年後に補助金申請をする予定です。
複数の共同代表を置き、開かれた運営をします。

☆「シャバより刑務所の方がマシ」と、累犯者Aさんは言った。 ★大事なのは何度でもやり直しがきき、安心して行き詰まる地域の居場所がある、人のつながりがあること。   ~「刑務所で当事者研究をやってみた ~対話実践とチーム処遇が扉を開く」を読ん...
21/08/2026

☆「シャバより刑務所の方がマシ」と、累犯者Aさんは言った。 ★大事なのは何度でもやり直しがきき、安心して行き詰まる地域の居場所がある、人のつながりがあること。

   ~「刑務所で当事者研究をやってみた ~対話実践とチーム処遇が扉を開く」を読んで。  (村上靖彦・向谷地生良 共著、医学書院・2026刊) ~    〈対人支援の熟成〉           〇 〈以前、私は留置場の面会室で、見知らぬ30代の累犯男性と面接しました〉  忘れられない面接があります。 警察署(留置場)の面接室で、会ったことがない男性と格子戸越しに向かい あいました。 弁護士と検事の方からの依頼内容は、 “放浪して軽犯罪で逮捕され釈放される、を繰り返す男性に父親が迎えに来るので、一緒に帰るという諒解を取ってほしい“ でした。 実母は亡くなり、父は再婚。 検事・警察官・弁護士の願いは、〈検挙・微罪のため釈放・放浪〉の繰り返しは止めたい、でした。 許される面会は4回とのこと。男性のことをいろいろ聞きました。父親とも話す機会があり、男性に伝えました。 4回目の面接、父親と一緒に自宅へ帰る約束をしましたが、最後の最後になって、“父とは会いたくない。迎えに来るなと伝えてくれ!“ と大暴れしました。彼の内面の葛藤が爆発した感じでした。 一瞬考え、”僕からお父さんへは伝えません。明日、あなたから直接言ってください“ と返事しました。 私にできることは、限られていました。面接し、放浪の気持ちを聴くこと。心理検査に応えてもらうこと。親と会ってほしいと男性に伝えること。そうした記録を親に伝えること。  気心が通じ合う関係が生まれるかは自信ナシ。目線を合わせるしかない!  どうなるか?  と思いましたが、男性は父親に会い、車に乗り、すぐ美容室へ寄り、伸びたボサボサの髪をカットし、福祉課の聞き取りに応じ、福祉支援手続きをし、グループホームへ。 1週間後、予定通り?彼はGHから脱走しました。 〇 〈 「刑務所で当事者研究をやってみた(村上靖彦・向谷地生良 共著)」から引用 〉 本書は、刑務所での特別なケアを紹介したものではない。どんな場所でも中心に据えるべき「ケアの核心」 を示す貴重な手がかりとなる内容だと考えている。                   (p.5) 当事者研究の基本中の基本は、その人が試行錯誤を始める第一歩を徹底して大事にする。 反省させるというところから、降りる。その人から学ぶものがたくさんあるんじゃないか、から始める。 結局、刑務所に戻らざるを得なかった。それに対する社会的責任から出発する必要がある。 人とのつながりを感じる具体的なポイントは、気心が通じあう、ではないか。気持ちが温まる経験をする。 安心とか信頼とか言うものの上にしか、(責任を担える土台つくり)そういう力は生まれてこない気がする。 依存症や統合失調症などの精神疾患を抱えると、自分でコントロールしようのない、周囲との深刻なトラブルを余儀なくされ、次のような 死 を体験する。社会死・家族死・肉体死。 当事者研究の研究法の最大の特徴は、①主観を重視し ②いまここでを軸に ③他者目線で眺めてみること。 Aさん(累犯犯罪者)の言葉~ 他者とのしがらみではなく、まず自分とのしがらみの問題。初めて言語化して、シェアできた。 一般の人とは違う生活をしてたな。荒れた生活をしてたな。ほんとにだめですね。  自分の登場。自分をよく見せたがると言うか、そういうところが自分の悪い癖なんですけど。   さらに自分の過去を振り返ることで、今まで考えることもなかった未来についても考えるようになった。 当事者研究を通して、声を出すこと、自分を表現することを学んだときに、どのように刑務所の秩序を維持するのか。もっと積極的には刑務所がどのような新しい組織構造へと組み替えていくのか、と言う課題が。 当事者研究の中に、規範・権力関係を持ち込まないことが重要になるだろう。 一人一人がケア的な意識と技術を持っていく変化は、社会復帰のためのケアの場へと刑務所を変えていく 大きな鍵となりました。                              (p.166) Aさんの当事者研究卒業宣言。(2025年出所) 刑務所で当事者研究があれば、参加出来たら!協力したい! Aさんからの手紙に、“子どもを思う親の気持ちについて、教えてほしい” と奥田さんに聞いてみたい。...

   ~「刑務所で当事者研究をやってみた ~対話実践とチーム処遇が扉を開く」を読んで。  (村上靖彦・向谷地生…

アセスメントをする、とは?  相談者の自己決定能力を支える!自分の置かれている問題を解決するために、自分の考えや意思を持ち表明できること。 問題状況を周囲との関係の中で把握し、判断する力があること。 把握し、解決するための方策を考えたり、現...
12/08/2026

アセスメントをする、とは?  相談者の自己決定能力を支える!

自分の置かれている問題を解決するために、自分の考えや意思を持ち表明できること。 問題状況を周囲との関係の中で把握し、判断する力があること。 把握し、解決するための方策を考えたり、現実生活で実行できるための機動力を発揮できること。 (*「身体知と言語~対人援助技術を鍛える」(奥川幸子著)より。p.61) ~ 18才との対話 ㊳ ~ (21才) このごろ、私 メンタルが落ちてます。(笑) 高3男子の相談支援が、突然 終了したので、“あっ そうなんだ” と思いました。 (田中) 僕はビックリはしてないよ。 21才は、彼をどうアセスメントしてましたか? (21才) 彼は田中さんが一番話せる人でしたよね。    生活にも困ってないし、自分としての生活には困ってる? 彼はそのままの自分を認めてあげられないみたい? (田中) 話せる? 対話が続いていけば、なんとかなりますが!    生活自律はできていない。 自信がないと・・・。 この頃、自主的にやったことは二つだけ。 買い物と外食に、自転車を使って、自分で行きました。 先日、年寄りが風呂場で動けなくなったとき、外にいる親に電話しました。数日後に聞いたら、  “あれはまずかった。すぐ救急車を呼べばよかった” と、振り返りました。 最後の一言は、“田中さんには、本当に困ったら電話するかもしれません” でした。(笑) (21才) 私と彼の違いは、私は田中さんに言った! 彼は言わないし、聞いてくれる人も見つけられない。    不登校の時は、どうにもできない自分がいましたね。 (田中) 彼とあなたの違いは、彼はやらないことを、人のせいにする。すると、自己決定能力は育たないよね。 困らない。 あなたは、自分のメンタルのせいにする・・・?  相手との関係が大事です。    僕はメンタルが落ちることはないよ。 何かあったら、そこをどう乗り越えていくか? アセスメント する。 その繰り返し。 だから、精神は老化しない・・・。肉体は老化するけど。 (21才) 彼って、自分のことも認めないってことです? (はい。あまり自分がない)    無関心って、嫌ですよね。余計なことには口出ししてくるけど。(笑) (田中) 21才は、自分と周りとの関係の中で把握し、判断することに欠けてるみたい?    自分のメンタルで判断してしまう・・・?    まずは自分なりに、本人の意見を聞いて、アセスメントしてみればいい。(*見出し参照) そして、半年に1回 振り返りをすればいい。 ポイントは、相談者の自己決定能力を見定めるということかな。    問題が起きると、ごまかそうとしてしまうみたい? 中学の不登校時代の クセ が抜けてない? (21才)はい。 自分を守る方法? アセスメントって、メンドくさいし、分からないと思ってしまう。    それができるようになれば、もう少し上に行けそうなのは、思ってます。(笑) (田中) たとえば、“やさしい虐待” というのがあります。親や祖父母が、子どもでいてほしいと、 いつまでも本人が望むように甘やかし、叱らないのです。すると、こどもは社会自律できない。 この方が、根が深い。 自主性を育てるには、彼に責任を取ってもらうしかないかな? 21才の自己決定能力は、どれくらいありますか? (21才) ・・・。 有償の愛。周りの大人たちもそうなんですよね。 無償の愛。私とこどもが散歩して    たら、道端に倒れているおばあちゃんがいました。通りかかった人と3人で、うちまで送り届けました。    おばあちゃんは泣きながら、“ありがとう”。 こどもはおばあちゃんに、“またね”。

自分の置かれている問題を解決するために、自分の考えや意思を持ち表明できること。 問題状況を周囲との関係の中で把…

母親に、“死ね” “許さない” と言ってもいいんです。 ~ 「家族と厄災」(信田さよ子著・生きのびるブックス・2023刊)を読んで ~ 〇 一つの複合的な仮想ケースを話します。 父親の母親への暴力がひどかった。 殺されそうになって、ようやく...
22/07/2026

母親に、“死ね” “許さない” と言ってもいいんです。

 ~ 「家族と厄災」(信田さよ子著・生きのびるブックス・2023刊)を読んで ~ 〇 一つの複合的な仮想ケースを話します。 父親の母親への暴力がひどかった。 殺されそうになって、ようやく暴力が止まった。 死んだら、父親が困るから。 母親の親は暴力を、“子どものために我慢しなさい” と娘に言いました。 我慢した結果、こどもたちに悪影響が出ました。母親の自尊心も壊れました。 我慢せず、こどものために離婚を選んだ母親もいます。 母親は過去を思い出しながら耐え、娘に愚痴を垂れ流しました。 母親をかわいそうと思った娘は、なんでも母親の言うことを聞いてあげました。 時間が過ぎて娘は、これは共依存で、自分は母親から支配されてきた、と思うようになりました。 母親と自分の間には、境界線がない! 愚痴を垂れ流されたこどもは、無償の愛を注いでもらえなくて、親を責め続けました。 ようやく娘は母親に、“死ね” と叫びました。   「家族崩壊」から、距離を取り修復を始めた瞬間です。 それを聴いた私は、“母親に死ねと言ってよかったんです。二度目は言わないでほしいけど” と言った。 “死ね” と叫んでも、娘の抱えてきた罪悪感や恨みの感情は、なかなか消えません。 同時に、混乱している母親に、自尊心を取り戻すようなケアをしてこなかったと、反省をしたり…。 それらの感情が、ぐちゃぐちゃに混ぜこぜになっています。 いつか、母親から、“ごめんね” の一言が発せられるでしょうか? 〇 「家族と厄災」(信田さよ子著)を、何かモヤモヤしながら、3回 読み返しました。 “NHKのクローズアップ現代という番組で、タイトルは ~親を捨ててもいいですか? 虐待・束縛をこえて~ でした。(*2021.5.7 放送)  出演依頼を引き受けたのは、かなり微妙な、言い換えれば本質的な問いをはらむテーマだと思ったからだ。 答えが決まっている問いである。人を殺してもいいか?という問いに似ている。 私は生番組終了間際にキャスターの問いに対して、親を許さなくてもいい、とコメントした“           (p.72) “ そもそも許しは、自発的なものだ。許せる感じになったり、ああ許してもいいかと思える、その結果が 許すこと になる。そのためにはまず、加害者が あやまること が必須である。・・・親が子にあやまるには相当の覚悟がいる。 ごめんね と言えるほど立派な親は少ないはずだ。・・・親はこどもを殴ってはいけない。”            (p.80) “先生(信田さん)、どうすれば遠くへ飛んで行ってしまった 心は 今の私に帰ってくると思いますか? 私は答えられなかった。クニさんがこんなふうに質問してくるのは初めてだったからだ“   (p.45) ● 私なら、こう答えるのではないか?  母親から首を絞められたことを、自分でフラッシュバックさせたらどうですか、と・・・。                       (田中敏夫記)...

 ~ 「家族と厄災」(信田さよ子著・生きのびるブックス・2023刊)を読んで ~ 〇 一つの複合的な仮想ケース…

この頃は、感情が心の前に出てくるだけでなく、自分の意思が定まってきました。 ~ 18才との対話 ㊲ ~ (21才) この1週間は食べれない1週間で、3kg 痩せました。(笑)    母に話したら、“あなたは、今までは感情だけでぶつけてきたけ...
03/07/2026

この頃は、感情が心の前に出てくるだけでなく、自分の意思が定まってきました。

 ~ 18才との対話 ㊲ ~ (21才) この1週間は食べれない1週間で、3kg 痩せました。(笑)    母に話したら、“あなたは、今までは感情だけでぶつけてきたけど、この頃は自分の意見を言うようになった”  これ、当たらずも遠からず、です。 大人になった…周りと話してても、自分の 意思が定まって来ました。 (いいぞ) 友達が、“友達と明るく話して、友達が笑ってくれたらうれしい。自分のことは最後に言う。 それって、自分がヒーローになる“ と。   それを聴いて、“それって違うと思うよ。自分が辛くない?” と言いました。  それ、中学生の頃の自分と重なる。自分がつらい経験をしても、みんなが幸せになればいい・・・それ、おかしいと思う。 (田中) みんなで一緒に笑えるといいよね。 あなたはこれから、まだまだ大人になっていくよ。 (21才) 以前は、みんなが幸せならうれしかった。一般的な幸せ。 今は、あなただから感じられる幸せを感じてほしいと思う! そして、無償の愛を考え始めました。(いいぞ)    田中さんは、私がぐずぐずしてると、ちゃんと返してくれる。 こうしなさい、とは言わない。 (田中) 対話を続ける。 自分で考えて、行動することが、大事だから。(笑) (21才) 先日、両親と私で、妹が絵画教室へ行く話をしました。 父は、“俺が口を出すと、どちらかの味方になってしまうから”、と自分の意見を言いません。 私からは、それおかしい。自分の意見を言うべきだよ! と言いました。 昔の私は、周りに私の意見を押し付けてきたみたい。  今は、同じ意見でなくてもいいんだ、と思えるようになってきました。    母は、“パパは娘の味方みたいだよ” と言いました。 う~ん・・・。 (田中) 両親は、“敵か味方か” しかないのかな? 絵画教室で内面を表現するようになるのに。 (21才) 私も自己肯定感にしがみついてる感じ。それって、自己肯定がないんですよね・・・。 (田中) お互いを尊重する関係が壊れ、個人として孤立した生き方が広がる近代社会では、自分は他者から尊重されていないと感じる人が増える。格差が広がり、肯定感の得られない労働や生活が増える。 そういう中で、自分の正しさを自分で肯定する人が増えていく。 他者から尊重されることがない。自分の価値は、自分で自己肯定感を得るのではなく、他者と結び合う関係の中から生まれるんだと思う。 無償の愛はご褒美を得ようとする有償の愛とは違って、限度がないんだよね。    4年前、あなたと向かい始めて、無償の愛を注ぎ続けてきました。誰にも注げる愛です。    今度はあなたが、無償の愛を知らないこどもたちに、注いでほしい。 (21才) 「子どものための精神医学」(滝川一廣著・医学書院・2017刊・463page)を買い、アンダーラインを引きながら読み始めました。  *本からの引用です~ “本来は表裏一体の体験と自分を切り離してしまう反応が起きるのが、解離。意識そのものの解離、感覚・知覚の解離、運動の解離、記憶への解離、行動の解離、現実感の解離(離人)、人格の解離”  様々な解離がある。 (田中) 例えば、自分を守るために解離させるんですが、すると成長が止まってしまいます・・・。 (21才) 漫画のテーマ さくら を書いたら、初めて褒められました! 自分の内側から湧き上がってくるものを書くといい、とも言われました。 次回は、何を書こうかな?

 ~ 18才との対話 ㊲ ~ (21才) この1週間は食べれない1週間で、3kg 痩せました。(笑)    母…

「八つ裂きはひどい」「私の娘の星子は人間ではない」と植松聖青年は、最首悟さんに言いました。 ~ 二者性 と 一者性 ~この4月、「能力で人を分けなくなる日 ~命と価値のあいだ~ 」(最首悟著)の感想を投稿しました。 その中で私は、“この続き...
09/06/2026

「八つ裂きはひどい」「私の娘の星子は人間ではない」と植松聖青年は、最首悟さんに言いました。 ~ 二者性 と 一者性 ~

この4月、「能力で人を分けなくなる日 ~命と価値のあいだ~ 」(最首悟著)の感想を投稿しました。 その中で私は、“この続きは、いのちの言の葉(最首悟著、やまゆり事件・植松聖死刑囚へ生きる意味を問い続けた60通。春秋社・2023刊)を読んで、書きます” と予告しました。 (やまゆり園事件~ 2016年。園の元職員・植松青年が、園に侵入し、入所者19人を刺殺した) この本を開く前は、お二人の 往復書簡 なのかな? と推測しましたが・・・。 実際は、植松青年からは4通の返信があり、死刑が確定してからは手紙のやり取りが禁止。 この本の中の植松青年の文章は僅かでしたので、その全文を書きます。 やまゆり事件(2016年)の第一報を受けて、東京新聞のインタビューに、“八つ裂きにしてやりたい” と言いました。のちに横浜拘置所へ植松青年に会いに行ったとき、“八つ裂きはひどい” と言われました。 本当は、八つ裂きにしても足りない、と言ったつもりでした。 私は死刑に反対です。 上松青年の “ひどい” という言葉にわたしの応答は、植松青年がよこした手紙4通への返信とともに、終わりにするキリが難しいのです。 2018.8.22 付けで植松被告から初めての返信。 「最首さんは 安楽死 ではなく、良死 と言ったり 心失者 はいないと主張されています。私は、はじめ 化け者 と呼んでいたのですが、それでは遺族を傷つけると配慮から考えた言葉で、それが気に入らないのなら好きに呼んで貰ってかまいません」 (原文のまま)                             p.20 最後の手紙。 2019.10.14 付けで植松被告から返信。中身は10行。 手紙には、 「最首さんのお考えは判りましたが、奥様はどのように考えているのでしょう。聞く必要もありませんが、今も大変な面倒を押しつけられていると考えております。 朱に交われば赤くなる と言いますから、障害者の家族が悪いのではなく、生活する環境が悪いということです」(原文のまま)        p.77 2020.3.31 植松被告の死刑判決が確定。 植松青年はわたしの娘の星子は人間ではないと、手紙で書いてきました。そうではないと、私は返事を書き始めました。                              p.153 二者性の思想。 信じるということは、この世ではない超越した神や仏についての、私たち人間の心情の根本の表現です。それに対して、信頼はこの世での、あなたと私が共に居ることの、基本的な心情です。あなたは私が立てる存在で、同時に盾る存在であります。                     P.243 〇 〈感想〉 やまゆり事件をニュースで聞いて感じたことは、自分が当直でその場にいたら、何か武器になるものを持って植松青年に立ちむかっただろう、殺してたかもしれない、でした。 植松青年は、家族のなかで 愛情・信頼 を感じたことがなかったのかもしれません? 両親と星子さんのつながりを、想像できないみたい・・・。星子さんが中島みゆきを聴くことも。 ましてや、両親亡き後は、誰かが星子さんのケアをしてくれると想っていることも。 “奥様は大変な面倒を押し付けられている” 植松青年にそうだと、決める資格はないのです。一者性、ですね。相手の身になって、考えられない。対人支援職としては無理かと思います。 最首さんは二者性です。 大変な面倒をかけているのは、植松青年です。 いつか、そのことに気づいてほしい・・・。                  (田中敏夫記)

この4月、「能力で人を分けなくなる日 ~命と価値のあいだ~ 」(最首悟著)の感想を投稿しました。 その中で私は…

教科書通りに人に助けてと言ったがダメで、諦めかけていた所でオープンダイアローグを知った。ODトレーニングコースに参加した精神科医は、初めは 何を話してもいいんだろうか? と鎧を。        ~ 第16回 オープンダイアローグの未来を語る...
25/05/2026

教科書通りに人に助けてと言ったがダメで、諦めかけていた所でオープンダイアローグを知った。ODトレーニングコースに参加した精神科医は、初めは 何を話してもいいんだろうか? と鎧を。

        ~ 第16回 オープンダイアローグの未来を語る会 (2026.4.26) 報告 ~  進行役は、笹原信一郎さん(筑波大学教授) 福井里江さん 高木俊介さん(精神科医)。 共にODNJPの運営委員です。   参加者は45人。 ブレイクアウトルーム(各5人)80分。全体会 80分。 全体会では、強制入院させられて、格闘している方が、いろいろな支援者とつながったがダメで、ここへ きて精神科医からODを紹介されて、この会に初めて参加された方の、生の訴えがありました。 *「精神看護」2026/05月号に “オープンダイアローグ。日本での現在地” が特集されています。  *「当事者研究を刑務所でやってみた ~対話実践とチーム処遇が扉を開く」    (向谷地生良・村上靖彦編著、医学書院・2026刊) 〈田中が参加したブレイクアウトルーム報告〉(5人) ODNJPの運営委員です。 家族は統合失調症からの回復者で、一緒に活動しています。 ため込み症について、フロリアさんが語っていました。 地元では、ODに関心を持つ学生が 応援隊 を造りました。 ODのトレーニングコースに参加したとき、精神科医の方が初めのころは、“私個人として話しますが” と前置きされてました。医師の鎧をまとっている感じでした。怖かったんでしょうか? でも途中から脱ぎ棄てました・・。わたしには鎧はなかったですが。 地元で始めたころは支援者が多かったけど、だんだんと当事者が増えてきました。 ある医師は、チーム支援なので、自分一人が責任を負わなくていいので楽です、と言ってました。 僧侶です。ODと出会って、人生が劇的に変わりました。 「話をききます」と看板を出して、 たくさんの方の話を聞きました。夫婦の問題、クライシスの人・・・。 日本ではODのトレーニングコースが3つもあります! すごいと思います。 今日はイタリアから参加しています。今、こちらで国際基礎トレーニングコースに参加。16人。 今、ブロック3 です。日本人が4人、イタリアの若い精神科医が6人、他6人です。 いろいろな言語の方が参加しているので、好奇心を持って参加。ODの言い回しが遠回りしすぎて 分かりずらい。わたしの言語能力もあり、ODにどれだけ親しんでいるか? 自由になる部分と不自由になる部分があるが・・・伝わったでしょうか? 私が勝手に、知らないと恥ずかしいと思ってしまったけど、どんな言葉を使ってもジャッジされないので、いいかな・・・。 正確に聞く、というより 身体で聞く。 リーダーは、身体とつながる時間、瞑想の時間を造って くれました。 謙虚でいたいな、と思います。 微妙なパワーバランスに気づくというのも、大事だと思います。 亡くなった親族は統合失調症でした。 まずは、近くの方とつながっては、いかが?  精神科医は役割にとらわれてしまうのかな? エネルギーの乗った言葉で話すのが、大切なような気がします。 「かもめ食堂」の再上映を見ました。フインランドのヘルシンキが舞台。でも、何か心が通じ合った。 私も見ました。好きですよ。 (*「かもめ食堂」2006年公開の映画。群ようこ原作・荻上直子監督・102分。ヘルシンキで小さな食堂を始めた日本人女性。メインメニューはおにぎり。ガッチャマンの歌詞を教えてと言われ… ) ・ 精神科医です。 幸せになる、解放されることが、大切だと思います。...

        ~ 第16回 オープンダイアローグの未来を語る会 (2026.4.26) 報告 ~  進行役は…

メイクするって、素の自分のいいところを引き立たせるんだよ!/相手を通して、自分を知る!~ 18才との対話 ㊱ ~ (田中) このごろいろいろと、動き始めたように感じるけど? (21才) このごろ、いろいろな人と話しました。     私は高校...
12/05/2026

メイクするって、素の自分のいいところを引き立たせるんだよ!/相手を通して、自分を知る!

~ 18才との対話 ㊱ ~ (田中) このごろいろいろと、動き始めたように感じるけど? (21才) このごろ、いろいろな人と話しました。     私は高校卒業するまで、将来なにをするか、考えてきませんでした。    私がやりたいことを見つける一歩を踏み出せたのは、卒業してバイトを始めてからでした。    一緒に考えてくれる人がいたし・・・。    今いくつかのことをやってます。書道・漫画・通信教育・畑仕事。  いろいろやってみるしかないと思って。    例えばこどもたちのこと、いいなと思うことも、よくないなと思うこともあるけど、こどもたちのことを嫌いにはならないよ! と伝えました。 一緒に悩みたいと思うよ! だから自信がないことも、話してほしい。    でないと、こちらの物差しではあなたのこと、人のこと、測れないよ。    こどもたちの中には、傷つくことが怖い子や、傷ついたときにどうすればいいのかわからない子    がいます。 “傷ついたときは教えてね” と、前もって伝えておこうと思います・・・。    バイト先でもレベルの低い人は、相手しない方がいいよ、あなたを育ててくれる人とつながればいい!    やりたくないことから、つぶしてるんだ! と言うから、そうじゃなくて、自分でいろいろやってみるしかないよ、自分で見つけるしかないよ、と言いました。    いろいろそんな話をしていたら、こどもたちから褒められました。  “こんなに考えてくれてるんだ!”  こどもたちは真剣に話してくれました。 (田中) いいですね!  何でも話してください、から始める。 いろいろな人とつながって、あなたも成長しましたね!  次の成長戦略?は、トラウマからの回復でしょうか? (21才) 同世代の子とメイクの話になって、言いました。 メイクって、素の自分の顔を引き立たせるためにやるんだよね。仮面してるとかいう人は、その人のいいところにまで目がいかない…。 (田中) はい。 人の目を気にしすぎてメイクする人は、自分に自信をつけるのが先かも? (21才) 私も通信制だったけど、それで道が狭まる訳ではないし、同世代の子より大人っぽい子が多いと思う。 自分に合う人を選んでつながればいいと思う。そうやって、自分ができていく…。    そう言ったら、こどもたちから “すごいね” と言われました。(笑) (田中) 3年ほど前、あなたは周りの大人から、“こんないい子はいないよ” と言われてたけど、それはあなたの内面を知って、言ったわけじゃないと思った。 (21才) マイナス思考の人は、答えを求めようとしていて、答えが出ないから、苦しくなるんです。    答えが出ないっていうこと、自分ではわからないんです。 中学のころの私が、そうでした。    行動したら答えが見つかるけど、行動するのも勇気がいるんですね・・・。    このごろ、相手を通して自分を知ると言いますが、それを、身をもって感じました。

~ 18才との対話 ㊱ ~ (田中) このごろいろいろと、動き始めたように感じるけど? (21才) このごろ、…

この本を書きたいと思った理由は、人と再び触れ合うということ・今いる世界を信じてみようと思うこと。性暴力がいかに人の人生を支配し、破壊するか! を知っていただきたかった。 ~ 「やっと言えた」(斎藤美衣著・医学書院・2026刊)を、一気に読み...
21/04/2026

この本を書きたいと思った理由は、人と再び触れ合うということ・今いる世界を信じてみようと思うこと。

性暴力がいかに人の人生を支配し、破壊するか! を知っていただきたかった。 ~ 「やっと言えた」(斎藤美衣著・医学書院・2026刊)を、一気に読みました ~ 〈性暴力のトラウマの呪縛から抜け出していく生々しい姿を描いた〉  送迎と話し相手のボランティアから始まって40年。 トラウマから回復の途上にいる人たちを見てきました。 一歩前へ出るときもあれば、立ち止まってしまうときもある・・・。 家族との関係が豊かになるまで、伴走してきました。 あなたも寄り添える人で、あってほしい。 何人かの 性暴力の話を聞きました。  小学生の時の性暴力体験を語ってくれた女性は、ボランティア仲間でした。60年間冷凍保存してきて、亡くなった夫から、“お前は冷たい女だ” と言われたこと。 にこやかな方だったので、とても驚きました。 そして、あなたの身近なところにも、そのトラウマに苦しんでいる人がいます・・・。 ずっと言えない人、もいます。 Be there 共にある。 あなたは、そういう人でいてほしい。 この本を一気に読めたのは、何人かの方から聞いた同じような生々しい回復の物語だったからです。 〈斎藤美衣さんが、この本を書きたいと思った理由は二つ〉  襲ってくる死にたい気持ち。制御不能な自傷的行動。苦しみをどうにかしたくて西尾さんのカウンセリングルームの扉をたたいた著者。 そこでの3年にわたる苦闘の末に見たものとはー。 “本書の根幹には、わたし自身の体験がある。9歳のときに性暴力被害に遭い、その事実を40年近く 自分の中に封印し、表面的には忘れて過ごしてきた。抑圧された深い傷はわたしの人生を大きく損なってきた。 カウンセリングの後期に西尾さんが言った。“あなたのこれまでのカウンセリングは、性交 を探す旅 だと言えるかもしれませんね“。 (p.184,190) “心を触れ合う性交がしたいと願いながら、わたしは心を動かすのが恐ろしかった。そんなことをしたら自分がどうなってしまうのかわからなかった” (p.66)  “もう一つの理由は、“性暴力がいかに人の人生を支配し、破壊するか” を、読者の皆さんに知っていただきたかった。 ケアされることなく40年近く凍結していたわたしの傷と、そこから生まれる無力感、 絶望感、恥の感情は、およそ3年にわたる苦闘によってやっと見出された。わたしと同じように、人生を 破壊されるほど深い傷を負った人が表層で見せるさまざまな現象を、「病気」や「障害」という名前で 片づけてしまわず、傷そのものに支援が届くことをわたしは切実に願う“ (p.190-191) 〈カウンセリングと回復のらせん階段〉 西尾さんとのカウンセリングの初期に、“もしカウンセリングの中で傷ついたら教えてください” と約束した。人は悲しい・さみしい・辛いという心の動きを認めて、初めて傷つくことができる” (p.82) このころには西尾さんを自分にとって大切な人だと思っていた。 初めてセックスではない心の触れあいを求めているのに、したくないセックスになってしまう。 この日以降、とてつもない体調の 悪さと、絶え間なく襲ってくる希死念慮の中に理由もわからずいた“ (p.93) 自殺企図、措置入院。 警察に連れていかれ、そのまま7週間の措置入院に。その大学病院で、わたしは「双極症」だと診断。男性と会いたくなることも、性的逸脱だとされた。 わたしがそれをどう感じているか、どんなふうにわたしが苦しんでいるかについて尋ねてくれることはなかった。(p.96) 生きるために失くしていたものを再び手のすることは、とても怖いことだ。わたしは揺れながら、恐れながら徐々に、感情を感じることに自分を開こうとしていた“ (p.108) 他者と新たな関係を結ぶということは、「支配-被支配」ではない世界に足を踏み入れるということだ。 それは同時に、これまでわたしがなかったことにしようと必死に意識下の押し込めてきた出来事と、向き合い始めることだった。 (p.119) そうかもしれません。わたしはこれまで誰にもガーゼでくるんだ赤ん坊のことを言えませんでした。 でも不思議なんです。最近、このときのことをよく思い出します。 (p.125)...

性暴力がいかに人の人生を支配し、破壊するか! を知っていただきたかった。 ~ 「やっと言えた」(斎藤美衣著・医…

13/04/2026

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私たち「東信 こどもソーシャルワーク(SW)研究会」は、イジメ・不登校・愛着障がい・トラウマ(解離)など、さまざまな困難に直面する子どもや親御さんを支援しています。
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27年前、娘が統合失調症に。4年前OD(オープンダイアローグ)と出会い、ピタッと入院しなくなりました。~ 診断・投薬・入院を強制しない精神医療の実践に向けて ③ ~ ~ ODJPN主催。参加資格は会員限定・zoom で49人。今回が最終回で...
04/04/2026

27年前、娘が統合失調症に。4年前OD(オープンダイアローグ)と出会い、ピタッと入院しなくなりました。

~ 診断・投薬・入院を強制しない精神医療の実践に向けて ③ ~ ~ ODJPN主催。参加資格は会員限定・zoom で49人。今回が最終回です ~。〈 司会/石原孝二さん(東京大学教授)。 発言者/村上純一さん 山中一紗さん(共に琵琶湖病院) 〉

~ 診断・投薬・入院を強制しない精神医療の実践に向けて ③ ~ ~ ODJPN主催。参加資格は会員限定・zoo…

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3861321

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