19/07/2026
【研究成果のご報告】
済生会横浜市東部病院・横浜市重症外傷センターにおける、重症鈍的外傷患者に対する「CT first resuscitation(CTFR)」の治療成績を報告した論文が掲載されました。
当院では、重症外傷患者を搬送直後からCT室へ収容し、迅速に全身CTを行ったうえで、必要に応じて同じ診療エリアで手術・血管内治療へ移行する独自の診療体制を構築しています。
本研究では、全国外傷データバンクから抽出した背景の近い患者群と比較して、
・来院からCT撮影開始まで:0.4分 vs 29.0分
・来院から最初の止血処置まで:53.7分 vs 134.0分
と、診断・止血治療の開始時間が大幅に短縮されていました。
これは国内の救命救急センターから報告されている診療時間と比較しても、突出した速さです。
重症外傷診療では、単にCTを早く撮影するだけではなく、診断から止血治療までを途切れさせないことが重要です。当院では、救急医、外傷外科医、放射線科医、看護師、診療放射線技師、臨床工学技士など、多職種が一体となり、「一分でも早く出血を止める」診療を追求しています。
東部病院の強みは、設備だけではありません。
重症外傷患者を救命するために、病院全体が同じ方向を向き、圧倒的なスピードで動けることです。
これからも横浜市重症外傷センターは、世界水準の外傷診療を目指して進化を続けます。
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BACKGROUND:In unstable blunt trauma, whole-body computed tomography (WBCT) is often deferred because the bleeding source is uncertain, potentially...