19/05/2026
Tanah Boyd、ACL損傷の可能性。
今回の受傷機転は、非接触型ACL損傷として非常に典型的なパターンでした。
▪️ 急な方向転換(Cutting)
▪️ 非接触での減速動作
▪️ 膝の内側への崩れ(Dynamic Knee Valgus)
▪️ 脛骨の前方移動(Anterior Tibial Translation)
▪️ 回旋ストレスを伴う荷重動作
スローで確認すると、脛骨が前方へ滑るように移動した後、戻る動きまで確認できます。
海外文献では、ACL損傷の約70〜75%は「接触」ではなく、
・減速動作
・切り返し
・着地動作
などの“非接触場面”で発生すると報告されています。
また、ACL損傷時には
✔ Dynamic Knee Valgus
✔ Internal Tibial Rotation
✔ Anterior Tibial Translation
が組み合わさるケースが多いとされています。
KimらのMRI・骨挫傷解析研究では、非接触ACL損傷時に
・脛骨前方移動:22mm増加
・脛骨内旋:15°増加
・外反(valgus):5°増加
が確認されました。
さらにACLは、
「脛骨の前方移動」と「回旋」を制御する重要な組織であり、ACL機能不全では valgus rotation や脛骨移動が増加することも示されています。
また、valgus torque(外反ストレス)はACLへ大きな負荷を与えることが cadaver study でも報告されています。
このようなケースでは、経験豊富なメディカルスタッフはMRI前の徒手検査段階でACL損傷を強く疑うことも少なくありません。
もしACL損傷であれば、一般的にはACL再建術+約9か月前後のリハビリが必要となる可能性があります。
大きな怪我でないことを願っています。
1日も早い回復を🙏
【References】
• Kim et al., AJSM, 2015
• Fukuda et al., J Orthop Res, 2003
• Li et al., Acta Orthop, 2007
• Choi et al., PLOS One, 2019
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